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雑記

 

Music Unity 2023

 コロナ禍の閉塞感の中、MU2020には当時非常に救われた記憶がある。ほとんど制限のない状態でのリアル開催まで至ったのは非常に感慨深い。MU自体が今回で最後との事なので直前にチケットを取り参加。意味不明なロケーション、アーティスト・観客の幅広さも相まってかなりの非日常感を味わえた。

 

 

WING - GBB23: World League Solo Wildcard - YouTube

 今年のGBB動画予選1位だったらしい。前回の予選敗退もあってか今まで以上に洗練されている印象。WINGのbeatbox、派手さはないが安定感と色気があってかなり好みである。

 

 

ミックス・テープ 新連載 第1回 タレントDJ<特別全文公開> 文學界7月号 | 特集 - 本の話

 構成がうまくて内容も面白い。こんな文章を書くとは知らなかったので非常に驚いた。これを世界一になったDJが書いているんだから説得力が違う。気持ちの余裕と他社へのリスペクトは常に持っていたい。

 

 

協調性はつまらない。誰もが持つイビツを肯定する王舟の豊かな音 | CINRA

 冒頭の分析、おっ逆張りか?と思ったら多様性という単語が出てきていい表現だなと思った。逆張りじゃなくて多様性、積極的に使っていきたい。後半部分の「こうはしたくない」をたくさん用意して、それを除いていくと良いものになる、という思考は自分も似たような感じがあり共感できる。好きなアーティストと価値観が共通しているとちょっと嬉しくなる。

 

 

【呂布カルマ】嫌いなものがあった方が人生は面白い|#木曜日は本曜日 - YouTube

 表現の目標は「排泄みたいなもの」であり、「影響受けたものが出てくる出口」。結局のところ、自分が摂取してきたものが消化されてアウトプットになるわけでその通りだと思う。「嫌いなものがあった方が面白い」というのも、王舟のインタビューとも共通するが、嫌いなもの、やりたくないものを排除する=その人のこだわり、個性に繋がってくるので結構大事だなと思った。

 

 

20mm F1.4 DG DN | Art | レンズ | SIGMA | 株式会社シグマ

 星景用レンズらしいがスナップ用途で購入。同じ20mmで小さいf2のレンズもあったが作例にやられてこちらを選んだ。かなり足を使うレンズという印象で、あまり慣れていない画角というのもあり、納得できるものが撮れるのはまだ先かなという感じがする。難しいレンズだが練習しがいがあるので積極的に使っていきたい。

 

 

 

 

 

Re:collection2の話

Re:collection2に参加しました。

https://vrchat.com/home/world/wrld_a962fe51-9111-40fd-844c-ec82029e9c4d

今回の5枚はすべて展示用に撮り下ろしたものになります。

 

以下、製作中に考えていた事をメモ的に書き留めてみた。

 

【個人的なテーマ】

・今できる事だけをやる

 準備期間が短かったこともあり、新しい要素を取り入れるよりは今の自分がやれることで、という所からスタート(出来ない事はやれないので当然ではあるが、隣の芝生は青いとはよく言ったものだ)。私の写真は陰気でネガティブなものが多いと自覚しているので、そういった雰囲気を軸とすることにした。

 もう一つ軸として、普段から目指している「被写体がその場に存在している写真」をイメージした。ワールドとアバターのどちらかが浮く事なく調和し、あたかもそこに居るような写真にするのは非常に難しいと感じている。VRCで撮り始めてからずっとCygnetを使っているが、ファンタジーにならず、やりたい表現に合致するところを気に入って使い続けているのかもしれないなと気付きがあった。

 

・展示としての強度

 SNSで目にするもののように漠然と消費されていくものではなく、展示の体験とセットで何度でも思い出せるような、一枚一枚の持つ力を感じてもらえるような写真を目指した。

 これは写真に限らないが、作品についての解説やインタビューを読むのが好きである。アウトプットに至るまでのバックグラウンドが言語化されることによって、より強度のある作品になると感じている。ただ自分で説明するのは面白くないよなと思う部分もあるので、少しだけであるがそれぞれの写真にコメントを書いてみる。

 

 

 

 

 

<Bar SHIZIMI>

 笑顔よりもこういう顔撮るのが好きでよくやる。街撮りのポートレート的要素を入れつつ、手癖感のある感じになった。

 

<The Edge>

 モーションブラーの入ったワールドはVRCで撮影する上で足りない要素を補ってくれるので好き。服の質感や動きが良い感じに出ていて結構気に入っている。

 

<遠鯨埠頭>

 写真に写っている部分だけでなく、フレーム外の表情をイメージできるような写真を目指した。逆光の感じは現実で撮ったらどうなるか意識しながら撮っている。

 

<Beach House>

 Homeにしてるワールド。波の音を聞きながら色々考えていた時に、肌の色や質感をどれだけ綺麗に出せるかをやりたいなと思って撮った。

 

<Fog>

 窓の水滴は好きで良く使うが、額縁になっているドアの枠の形が面白くて良いアクセントになった。今思うと湿度の高そうな写真ばかりになってて笑ってしまう。

 

 

【最後に】

 実は展示のお話を頂いた時期、VRでの撮影から少し気持ちが離れていたこともあり、形になるか正直不安な部分が大きかった。振り返ってみると、自分のやりたい写真の一端を見せることは出来たかなと思いつつも、中々思い通りに撮れないもどかしさや未熟さも痛感した。

 そんなわけですが、私がRe:collectionから影響を受けたように、今回の展示がほんの少しでも誰かのきっかけになれたら嬉しく思います。改めて、お誘い頂きありがとうございました。

無題

CygnetとVRCLensを買って約1年経つので撮った写真と共に軽く振り返ってみる。

kujishift.booth.pm

hirabiki.booth.pm

2021/09

 Twitterで流れてきた久アバター集会のポスターを見て、以前NEOKETのブースで見かけて気になっていたのを思い出し購入。これまではデフォルトカメラを使っていたが、VRChatでも一眼ライクな写真が撮れるツールがあると聞いてVRCLensも導入した。

 

2022/10

 7,8年振りくらいに某ゲームでの知り合いとVRChatで再会した。Twitterでは繋がってたけどお互いにやめてしまったので特に話す機会はなかったが、VRChatでバーをやってるとの事でお邪魔した。この時は色々な柄のワンピース作るのにハマってた気がする。

 

2021/11

 デフォルトカメラが新しくなり、新カメラのフォトコンが開催されていた。フォトコンの主催が、写真を展示しているワールドを出していると聞いて訪れたのがRe:collectionとの出会いだった。

vrchat.com このワールドとの出会いが無ければ、今こんなに写真を撮ってないだろうなと思うほどには明確なターニングポイントになっている。当時はほぼ毎日通っていた気がする。撮る写真も記録というより表現的なものが多くなった。この頃は鏡の反射とか水面とかにハマっていて良く撮っていた。

 

2021/12

 展示の影響を大きく受けて、自分でも写真を展示するワールドを作りたいと思って色々撮ってた記憶がある。見返してたらここに貼るのも憚られるような恥ずかしい写真ばかりであったが、この写真は結構好き。ワールドは一応作ったけど恥ずかしくなって消しました。

 

2022/01

 前髪を切った。かわいいね

 この時期はかなり迷走していたようで全然良い写真が無かった。そういう時もあるよね。

 

2022/02

 自分の理想に対してのアウトプットが全然追いついていなくてかなりメンタルが終わっていた。月別で見ると2番目くらいに枚数撮っているけど、今見て良いと思える写真はほとんど無い。

 

2022/03

 現実のカメラを本格的に再開したのもあって、写真を撮るプリミティブな楽しさみたいな感情が戻ってきた時期。VRの写真もかなりリアル側に引っ張られたものが多くなった。この写真は水の質感がかなり良く出てると思う。

 

2022/04

 この辺りからLightroomを導入して現像を練習するようになった。それまではgimpとか使ってたけど圧倒的に使いやすく、かなり写真の幅が広がった。だからと言って何にでもGrainをかけるのはやめた方がいいです。

 

2022/05

 フィルム風に撮るのがマイブームで暫くこればっかり撮ってた。こういうのは明確な意図があるので粒子をかけてもいいです。CygnetのSDK3仮対応版が出たので全部プロジェクト作り直して、ついでに表情も色々追加したのでかなり表情豊かになった。

https://twitter.com/_1oe3/shttps://twitter.com/_1oe3/status/1511716490487152650?s=20&t=bwHW4FI5G8ZpQnj8JiL33Qtatus/1511716490487152650?s=20&t=bwHW4FI5G8ZpQnj8JiL33Q
2022/06

 雨とか水が好きで良く撮る。VRChatには幻想的なワールドが多くて、そこで撮られたキラキラしたエモーショナルな写真をよく見る。私がやりたい写真はそういったファンタジーではないというのが段々と分かってきた。根暗な写真。

 

2022/07

 何が写真にリアリティを生むかと考えたときに、やはり光の表現だなと思い試行錯誤している。ちゃんと影が出るワールドもあるが、軽量化の観点でベイクされている所が多いので、そういう時には影や光を足す。現実でも写真撮ってる人はこういう部分の表現が上手いと感じているので良く参考にさせてもらっている。

 余談だが、このくらいの時期に見た「あくまでただのカメラ好きということを肝に銘じてやっていきたい」といった旨の呟きに随分と救われた。勝手に救われてるだけかもしれないけど感謝しています。

 

2022/08

 街撮りポートレートみたいな写真のマイブームが来ていて色々撮っていた。広い視野を持って、何でもないような場所でも見逃さずに面白いと思えるような目を養っていきたいと思っている。

 

最後に

 本当は9月頭に記事を出す予定だったが、なかなか書きだせずに結構経ってしまった。思いのほか書くのに労力を使いしんどかったので、今のところ次を書く予定は無い。

 写真に関しては、インプットが全然足りないと痛感しているので、もっと吸収してアウトプットに反映させていきたいと思う。今まで撮った写真は大体Flickrにあるので良かったらみてね。

www.flickr.com